基礎知識

年会費無料カードで得するには

投稿日:2016年10月21日 更新日:


カード業界の常識を打ち破ったクレディセゾン

現在は業界主流になりつつの年会費無料カードですが、レディセゾンこそが、業界の常識を打ち破って発行した最初のカード会社です。

日本でのクレジットカードは、1960年に日本ダイナースクラブより始まりました。クレディセゾンがカード事業に本格参入したのは、それから20年以上の1983年の事です。

すでに、先発組としてJCB,住友クレジット、UC,DCといった銀行系カード各社、日本信販、オリコといった信販系カード各社が動かぬ地位を築いていました。fw176

徹底合理主義経営

クレディセゾンがその中に割って入るのだから、中途半端では成功はしません。戦略として考え出されたのが年会費を一切取らない年会費無料というものでした。

クレディセゾンがグループに百貨店、スーパーを持ち、そこを拠点に会員募集ができた事で、銀行系カード会社に比べて有利な立場になったのです。

当初、販促カードとしての位置で、グループの売上増に貢献するということで、年会費分の元は取れるというものでりました。

しかし、確たるものはないうえ、最初から年会費を無料としているのだから、他社と同じ戦略は取れません。(現在の2491万人の会員が、例えば年会費1000円を支払ったすると年間2491億円の収入になる)。

独自の経営戦略を打ち出す必要にせまられ、その危機感から徹底合理主義経営が生まれました。一環として「余計な出費はしない」があり、何年間もテレビコマーシャルをやりませんでした。(最近こそコマーシャルをは流していますが)タレントを使用したコマーシャルを量産してきた銀行系カード大手とは対照的な戦略です。

しかし、それでもセゾンカードは好感度が高いというイメージを保ち、女性の支持を得ています。これは効率的なパブリシティ(宣伝活動)戦略のおかげです。

高額のコマーシャルを作るより、パブリシティ(宣伝活動)をうまく活用する事が効率的と考え、メディアに取り上げられるように努めました。それが結果、イメージアップにつながり、会員増を成しました。

さらに、同社が他社より優れていたのは、創造性を発揮する組織を同時進行し作りあげていたことです。特典・サービスを開発する専門部署に限らず、他部門の社員からのアイデアが良ければ、すぐにトップ会議で取り上げられ実現することもあります。例えば通勤途上で思いついたアイデアでも。

また、提携カードの相手選出も独特です。戦略の一つとして、優先して同じ層の顧客を持つ相手と組む、結果自社の顧客戦略と重なります。また顧客情報の共有というメリットもあります。これも合理主義経営の一環と言えるでしょう。この合理主義経営によりクレディセゾンは業界のトップクラスの業績を上げる事ができました。

これからの課題

しかし、賃金業法の改正でこの流れが変化し始めました。

収益を確保したい多くのカード会社は、昨今、年会費無料カードを中止し、年会費を徴収する方向に走り出しつつあるようです。

各カード会社は法律にも配慮し、他社との競合にも神経を注いで行かなければならないようです。

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